業界関係者によると、高性能鋼は新素材産業「十二・五(第12次5カ年計画)」で支援を受ける重要品種の一つで、国は税減免、補助金、十大プロジェクトの支援などを通して企業の研究開発、研究成果の産業化、関連施設の発展を支援する。資金は企業と政府が共同で負担することになるが、支援額は数千億元に達すると見られる。
新素材は品種が多く、範囲が広いため、新素材産業「十二・五」は単独の素材に関して具体的な計画を打ち出しておらず、高性能鋼のほか、複合材料、高性能軽金属合金素材などの影響が比較的大きな先導的素材や消費量の多い素材を優先的に支援するというものだ。
専門家によると、高性能鋼には良質鋼、合金鋼、低合金鋼、ステンレスなどがある。鉄鋼はエネルギー消費と排出量の多い業種とされているため、高性能鋼の開発はエネルギー、資源、環境の問題を解決する重要な手段となる。