野村證券金融経済研究所の木内登英チーフエコノミストはムーディーズが日本国債格付けを引き下げた際に『国際金融報』の取材を受けている。当時、木内氏は仮にその他の格付け機関がムーディーズに追随して日本国債の格下げを実施した場合、特に日本自国の格付け機関が日本国債の格付けを引き下げた場合には、市場の日本金融機関への懸念が強まり、多くの問題を招くことになるだろうと分析していた。
8月末、日本自国の格付け機関である格付投資情報センター(R&I)は、次の財政年度の予算案で予想を上回る緊縮政策がない限り、9月にも日本国債格付けを最上ランクの「トリプルA」から引き下げる可能性を示唆した。木内氏は、自国格付け機関による日本国債の格下げによるマイナス影響はより大きく出ると指摘している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月9日