中国税関総署の統計によると、中国の8月の貿易総額は3288億7000万ドルで、前年同期比27.1%増加した。うち、輸出は同24.5%増、輸入は同30.2%増、輸出超過額は178億ドルだった。
輸出減少のリスクは引き続き存在
専門家は、8月の貿易総額の伸びを見ると楽観的だが、価格要因が大きく、そのうえ輸出は前月比で減少していると指摘する。さらに、世界経済の複雑な回復状況や外部の不確かなリスクの増加は、中国の輸出減少のリスクを高めると予想される。
世界経済の後退は、中国の輸出商品の海外での需要に影響すると見られる。王晋斌教授は『経済参考報』の取材に対し、「現在もっとも懸念されることは、米国と欧州の経済が長期的にゆっくりした回復状態に入ることだ。重大技術のイノベーションによる投資の刺激や所得再分配による消費の刺激がない中、そのような状況になることも考えられる。そうなれば、現在の理想的といえない外需の状態は今後かなり長く続くことになる」と述べた。
輸出コストが上昇 産業調整の転換の時期迫る