中国の輸出減少リスクが拡大、産業調整の転換点に

中国の輸出減少リスクが拡大、産業調整の転換点に。

タグ: 輸出減少  産業調整 中国税関総署

発信時間: 2011-09-13 13:50:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

輸出コストが上昇 産業調整の転換の時期迫る

『経済参考報』の調査によると、輸出価格の上昇は、主にコスト上昇により価格が調整されたためで、品質の向上で価格交渉力が高まったためではない。さらに、多くの企業は価格調整を強いられても、コスト上昇による損失を埋められないという状況だ。

中国の商品が高くなり、中国製造業の優位性をめぐる討論が再び繰り広げられている。UBSのエコノミスト、ジョナサン・アンダーソン氏が2011年上半期の欧米の輸出データを分析し、まとめた報告書によると、中国の軽工業における市場占有率は50%から48%に低下している。受益国はバングラデシュ(対米輸出19%増)とベトナム(対米輸出16%増)だ。アンダーソン氏は労働密集型の製造業が東南アジアに移転していることについて、「2011年上半期は非常に納得のいくターニングポイントだったといえる」と語った。

国家発展改革委員会マクロ経済研究院の張燕生研究員は『経済参考報』に対し、「中国の商品がますます高くなっていることは一つの危険信号である可能性がある。現在の新しい競争優位性が形成される速度は、伝統的な競争優位性がなくなる速度より遅い。政策調整の度合いをしっかり把握し、新しい競争優位性の形成を加速化する必要がある」と述べた。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年9月13日

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