米国の国勢調査局が13日発表したレポートによると、2010年の米国の貧困人口は4620万人に達し、1959年の調査開始以来の最高となり、貧困人口率も15.1%に上昇し、1993年以来の高水準となった。これで、米国の貧困人口率は6人に1人に迫っている。米国の貧困率は先進7カ国の中で最も高く、貧困人口の上昇は9%台の高失業率が続いていることを反映している。
2009年の米国の貧困人口は4360万で、貧困率は14.3%だった。米国勢調査局は米国の貧困率の上昇は3年連続だったとしている。
また、米国勢調査局のレポートによると、2010年の米国の世帯年収の中央値は4万9445ドルで、2009年と比べて2.3%減少した。健康保険に加入していない人は、2009年の4900万人から4990万人に増え、5000万人の大台に近づいている。
米国では、子供2人の4人家族で年収2万2113ドルなど、一定の基準を下回る世帯を貧困層とみなされている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月14日