銀行家マクロ経済信頼感指数
中国人民銀行(中央銀行)と中国国家統計局が共同で実施した2011年第3四半期の全国銀行家アンケート調査の結果によると、銀行家マクロ経済信頼感指数の低下などで、中国のマクロ経済の鈍化傾向が続いている。
第3四半期の全国銀行家アンケート調査で、マクロ経済が「過熱」と答えた銀行家の割合は35.7%で、第2四半期より2.6ポイント低下。「正常」と答えた銀行家の割合は52.5%で、第2四半期より1.9ポイント低下。次の四半期の景気見通しについて、28.3%の銀行家が「過熱」傾向が継続、57.4%の銀行家が「正常」、14.3%の銀行家が鈍化すると予測した。マクロ経済動向に関する判断が慎重に傾いていることを受け、銀行家マクロ経済信頼感指数は第2四半期より2.1ポイント低い54.9%となった。