外交部の楊潔チ部長は26日、第66回国際連合(国連)総会の一般討論で発言し、「過去10年間に、中国は毎年平均7500億ドルに近い商品を輸入しており、関連の国・地域では1400万以上の雇用機会が生まれている。2015年には中国の経済規模は8兆6千億ドルに達する見込みだ。今後5年間で中国は約10兆ドル相当の商品を輸入し、世界経済の伸びを一層促進する見込みだ」と述べた。「中国青年報」が伝えた。
また楊部長は次のように述べた。
中国は重債務貧困国および最後進国50カ国の債務380件を免除し、中国と外交関係があるアフリカの最後進国に対し商品の95%について関税をゼロにする政策を適用している。その他の発展途上国でも2100件の支援プロジェクトを完了させ、学校や病院を建設したほか、さまざまな地域で専門的な人材12万人を育成した。中国は「アフリカの角」地域(アフリカ大陸東端の半島地域)の飢餓や災害などに苦しむ国に、4億4300万元の緊急食糧支援や食糧支援のための現金給付を行った。これは中国政府がこれまでに行った食糧支援としては最大規模のものになる。
「人民網日本語版」2011年9月28日