蘭格鉄鋼研究センターの張琳氏は、「当面鉄鉱石価格の低下傾向は逆転することはない。中国鋼材市場の好転がなければ、鉄鉱石価格の反転上昇はありえない。現在、取引は低迷し続けており、中国鋼材市場の圧力が大きい」と指摘する。
中鋼協の張佳賓アナリストは、「目下、鋼材市場の価格は下落し続けているものの、製鉄工場は減産に踏み込んでおらず、需要に大きな減少は見られないため、鉄鉱石価格も当面約170ドル/トンで維持しているが、今後、製鉄工場が減産に入った場合には、鉄鉱石価格は140-150ドル/トンまで下落する可能性が大きい」と分析している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年10月11日