日本、高度経済成長と文化産業の発展

日本、高度経済成長と文化産業の発展。

タグ: 日本高度経済成長

発信時間: 2011-10-16 15:10:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

◆産業計画、3つの「結合」を維持

日本経済の発展は文化産業の活況を促したが、同産業の健全な発展にはマクロレベルの合理的計画と政策的指導、そして業界におけるミクロレベルの繊細な取り組みが不可欠だ。これに関して、日本から学ぶべきことは多い。

1、文化産業の発展において、伝統と現代の結合を維持

日本は高度現代化を実現すると同時に、多くの伝統文化を残し、かつ伝統と現代を結合することに成功した。これは日本を訪れたことのある多くの中国人が感嘆する点だ。この結合は文化産業においてよく表れている。相撲、歌舞伎、能、和服、書道等の伝統文化は、テレビや出版等の現代化された手段により、現代の日本社会で新たな生命力を獲得している。また日本の伝統的な思想、風俗習慣、歴史と郷土文化も、各種の文化製品に豊かな彩りを添えている。この「結合発展」による文化産業により、日本は現代化の歩みにおいて自国の伝統を残すことに成功し、現代化が西洋化とは限らないことを証明した。

2、対外的な「ソフトパワー」、自国と世界の結合

日本は対外的なイメージを形成し、「ソフトパワー」の強化に取り組んだ過程において、自国と世界の効果的な結合を実現した。文化製品によく表れている日本らしさを留め、外国人もこれらの製品を受け入れている。文化製品は自動車や家電といった物質的な製品とは異なり、その国らしさを備えていなければ、国際市場で十分な競争力を確保することができない。これは日本の経験が証明したことだ。米国企業は日本製品とよく似たエアコンやテレビを生産できるが、宮崎駿のアニメのような作品は作れない。逆に言えば、日本もディズニーのようなアニメを作ることはできない。文化産業強国が持つ、新の意味での国際競争力を備える文化製品は、他国には作れないものばかりだ。日本が国際市場向けの文化製品を作る際に、ある流行に迎合するような意図はない。ただ自国らしさを貫くという前提のもと、外国人の共感を模索するのだ。

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