香港の貴金属取引所・香港金銀業貿易場は17日、世界初のオフショア市場での人民元建て金商品「人民元公斤条黄金」を打ち出した。初の金現物の取引では、取引量が322キログラム、決済額が1グラムあたり346.95元になった。
貿易場の張徳煕理事長によると、人民元公斤条黄金の登場は、人民元の国際化や香港の人民元オフショアセンター発展政策に合致したものだ。この世界初の人民元オフショア市場での人民元建て金商品が、人民元の流通や国際化の推進にとっての一助となり、海外や現地の貴金属業者を引き寄せ、各業者が価格差を利用した営利活動を行うことを推進すると同時に、投資家を引き寄せ、各投資家が同商品を通じてレバレッジ方式で人民元を売買するなどの商機をつかめるようにするのが狙いという。
「人民網日本語版」2011年10月18日