中国の電子商取引額は昨年、4兆5千億元に達し、増加率はGDP伸び率の5倍に達した。今後5年間、中国の電子商取引産業は更なる発展をとげ、経済成長の新たな原動力となる見込みだ。中国広播網が18日に伝えた。
中国のネットユーザーはすでに4億8千万人を超え、その3分の1以上がネットショッピング、オンライン決済、オンラインバンクなどを使用している。
商務部の姜増偉副部長は「電子商取引の発展の勢いは今後も持続するだろう。第12次五カ年計画期間中、電子商取引額は保守的に見積もっても18兆から20兆元に達し、増加率は100%またはそれ以上となる見込みだ」と指摘する。
電子商取引は現在、実体経済と深く融合しつつある。昨年、中国の中小企業におけるオンライン取引・オンラインマーケティングの利用率は4割を上回り、社会消費財小売総額の3.3%に相当した。姜副部長は、電子商取引の経済への貢献は今後も軽視できないとの見方を示す。
「人民網日本語版」2011年10月19日