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発信時間： 2011-10-20 10:40:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国家エネルギー局が19日に発表したデータによると、９月の電力使用量は3915億キロワット時で、前月比11.5％減だった。しかし、前年同期比では12.2％増と、伸び率で先月を上回った。また、工業部門の電力使用量は前月比9.8％減だった。

中国の電力使用量は前月比ベースで、今年７月以降の減少を続けている。これが経済の減速を示しているどうかについては、これまでに発表されたデータだけでは説明できない。電力使用量は３ヶ月連続で下降しているが、一定規模以上工業企業の工業付加価値額は引き続き上昇傾向を示している。また、一日あたりの工業生産量も月を追うごとに増加している。

このような状況は、景気判断を複雑にしている。電力使用量のほかにも、９月のマネーサプライの前年同月比増加率はM1（狭義）、M2（広義）とも2008年の金融危機を下回る水準となった。

中国国際経済交流センターの張永軍研究員は、「全体的にみると、経済は安定した状態にあるが、マネーサプライが低い伸びとなっている状況ついては警戒を強めなければならない」と述べた。張永軍研究員によると、長い目でみると中国経済は減速しており、マネーサプライがこのまま低く推移すれば、経済は悪い影響を受けるという。中国政府は経済が大幅に減速する可能性も視野にいれるべきだろう。

「中国網日本語版（チャイナネット）」　2011年10月20日

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