中国国家発展開発改革委員会エネルギー研究所の王仲穎副所長は19日、『中国風力発電発展ロードマップ2050』発表会見で、「中国の風力発電設備容量 は2020年に2億キロワット、2030年に4億キロワット、2050年に10億キロワットとなり、それぞれ全体の電力需要の5%、8%、17%を満たすようになる。」と予測した。
同ロードマップでは、2011年から2050年までに風力発電開発への総投資額が12億元になることや、風力発電技術の進歩と開発規模の拡大、火力発電のコスト上昇にともない、風力発電のコストが火力発電のコストと同じ水準になることなどが予測された。
同ロードマップによれば、2020年前後に風力発電の電気料金が火力発電の電気料金の水準に並ぶ。また、風力発電が必要とする電気料金の補助は2015年にピークを迎え、2010年から2020年までの補助総額は2100億元に達すると予測された。なお、同補助金は2020年以降は、主に海上風力発電開発に使用されることになるという。