米誌フォーブス中国語版は19日、「2011年版中国大陸部で経営コストが最も高い都市」に関するランキングを発表した。それによると、上海、杭州、北京が中国大陸部で経営コストが最も高い3都市にあげられた。
同誌は、2010年の域内総生産(GRP)が436億元以上の129都市を対象に調査。労働コスト、借地料、光熱費、税金、企業の社会保険料負担の5項目を参考にした。中国大陸部で経営コストが最も高い都市は今年も上海だった。各調査項目のうち、年金、医療保険、失業保険、傷害保険といった社会保険負担は上海の企業がトップ、借地料は北京の次ぎ全国で2番目に高かった。また、労働コストの上昇などにより、今年は杭州が北京を抜いて経営コストが高い都市2位となった。
データによると、今年も直轄市、計画単列都市、省都などの大都市で依然として経営コストが高く、都市部の高い経営コストがすでに中国の大都市の基本的な特徴となっている。都市の分布でみると、経営コストが高い都市はやはり東部に集中していた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年10月