クレディ・スイスは19日、年間「グローバル・ウェルス・レポート」を発表した。全世界の財産総額は前年比14%増の231兆ドルに達し、うちアジア太平洋地域が54%を占めた。中国は財産の増加額トップ6にランクインし、100万ドル富豪数は1017万人に達した。またこの数値は5年以内に倍増する見通しだ。国際金融報が報じた。
同レポートによると、全世界の財産総額は2010年1月時点で203兆ドルであったが、2011年6月には14%増の231兆ドルに達した。米国は過去18ヶ月間、財産の新規増加に最も貢献した国家となった。
アジア太平洋地域は世界の財産増加に貢献した主要地区で、全体に占める割合が2000年の36%から、2010年1月の54%に上昇した。中国、日本、オーストラリア、インドが財産増加額トップ6にランクインした。うち中国は2位で、2010年1月~2011年6月の中国全体の財産増加額は4兆1000億ドルに達し、米国に続いた。