米「ニューヨーク・タイムズ」は10月26日、太陽電池パネルと風力タービン分野で大きな成功を収めた中国が、今度は新興して間もない海水淡水化産業に目を向けていると伝えた。中国は海水淡水化産業においてすでに世界の最先端を行っており、将来的に全世界に淡水を供給するようになると見られる。
中国は、2020年の海水淡水化による造水量を現在の68万立方メートルから300万立方メートルに4倍に増やすという目標を掲げている。中国海水脱塩淡水化協会の責任者によると、中国では現在6都市が膜の研究を行っており、これらは最も成熟し効率的に海水を淡水化するコア技術である。