中国国家発展改革委員会は、脱塩設備の製造や脱塩技術の特許の研究を行う国内企業に対する、免税や低金利融資などの優遇策を検討している。また中国政府は、国有企業、政府機関、民間を通して海水淡水化産業に資金を注入することを計画。
中国の脱塩設備と技術のうち、国内企業によるものは60%以下で、2020年までにこの比率を90%に引き上げる方針だ。中国が海水淡水化の開発に力を入れる理由はいくつかある。まず、2030年に中国の淡水の需要は63%増加し、世界最高になる見通しであることだ。また、2020年に世界の脱塩技術の市場規模を4倍にし、市場価値を500億ドルに増やすという目標もある。世界で給水不足が深刻化するのに伴い、淡水化産業はさらに発展すると見られる。あらゆる視点から見て、中国はすでに最先端を行っていると言える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年10月28日