潘基文(パン・ギムン)事務総長 |
2011年は中国が国際連合(国連)で合法的な地位を回復してから40年目にあたる。「中国青年報」は27日、国連本部がある米国・ニューヨークで国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長にインタビューした。
潘事務総長は次のように述べた。
▽世界の貧困削減事業に対する中国の貢献に非常に感謝している
中国は国連のミレニアム開発目標(MDGs)を達成したナンバーワンの国だ。とりわけ貧困削減の面で巨大な進歩を遂げ、世界に大きく貢献した。
2015年をめどとしたミレニアム開発目標の達成に、残された時間は5年もないが、自分としては達成について自信がある。力強い指導、優れた政策、適切な資金運用が目標の達成を可能にすると考える。目標が達成できた時、世界の貧困率は15%以下に下がる見込みだ。ナイジェリアやエチオピアといったサハラ以南のアフリカ諸国の状況は楽観的ではないが、一連のアジア諸国、とりわけ中国の貧困削減の状況は世界全体の状況に比べてはるかによいといえる。
東アジアの貧困率は2015年には5%以下になるとみられる。この成果はかなりの程度、中国経済の非常に大きな発展に帰するものだ。過去30年間、中国では数億人が貧困状態から脱出するのに成功した。私は中国が世界の貧困削減事業に対して行った貢献に、本当に、非常に感謝している。