広東省が先行して輸入拡大策を打ち出したとして次のように伝えた。
欧州債務危機の悪化、米国の失業率高止まり、消費需要の減退、国内経済の減速などの影響で広東省の主要港の業務の伸びが鈍化している。
広東省統計局のデータによると、第1―3四半期の省内主要港の貨物取扱量は前年同期比10・1%増の9億5453万㌧で、伸び率は前年同期に比べ8・1ポイント低下した。コンテナ取扱量は同5・9%増の3411万8500TEUで、伸び率は同15・0ポイント低下した。
広東外国語対外貿易大学国際経済貿易研究センター副主任の蕭飛・教授は「7月から輸出の伸びに明確な転換がみられる」と指摘した。通関統計によると、広東の輸出額は伸びているが、価格の変動を考慮すると、輸出量の伸びは顕著に低下している。