さらに次のように強調した。中国は自身の力に依拠してエネルギーの安全保障と食糧の安全保障を実現している。エネルギー分野において、我々は節約を優先させ、国内に立脚し、多様な開発を目指し、環境を保護する方針を貫き、安定していて経済的で、クリーンで安全なエネルギー供給システムを構築している。食糧分野では、国内に立脚して食糧の基本的な自給を実現する方針を貫き、農業への投資を増やす、農地水利施設の建設を強化する、農業科学技術の開発を急ぐ、などの政策と措置を講じて、食糧の生産能力と農業の総合的生産能力を引き上げている。
また次のように述べた。雇用問題は国民の生活にかかわっており、各国は雇用の安定と拡大、特に青年と弱者の雇用を、経済と社会を発展させる事業において最優先させなければならない。経済の成長によって雇用を拡大し、雇用の拡大によって経済成長を安定させなければならない。国民生活を保障改善するために雇用の確保を最優先させる方針を中国は貫いている。雇用の確保は、内需を拡大するための重要な措置でもある。雇用を優先させる戦略と雇用を拡大する政策を推進することによって、雇用情勢の安定を保っている。中国の雇用政策は、世界経済の回復と失業削減に対する重要な貢献でもある。
サミットの合間に、胡主席は英国のキャメロン首相、ドイツのメルケル首相、日本の野田佳彦首相、トルコのエルドアン首相、世界貿易機関(WTO)のラミー事務局長ら、外国の首脳や国際組織の責任者と会見し、両国関係を発展させる問題やG20の枠内で交流と協力を強化する問題について意見を交換した。
「新華網日本語」より 2011年11月5日