中国の武漢鋼鉄集団と日本の新日鉄が共同出資で設立した合弁会社、武鋼新日鉄(武漢)ブリキ有限公司が3日、武漢で正式開業した。
合弁会社は両社が約18億5000万元(1元=約12円)を折半出資した。生産設備は年産能力40万トンの連続焼鈍ラインと年産能力20万トンのブリキ生産ラインで、2013年夏に正式稼働の見込み。
新日鉄の宗岡正二社長は開業式典で次のように述べた。40年来の友好協力は深まり、今日まで続いている。武漢鋼鉄が中国の一流鉄鋼企業に発展する過程で、新日鉄はコークス乾式消火設備(CDQ)建造や環境保護・省エネ交流、技術管理交流などで協力している。
武漢鋼鉄の鄧崎琳社長は次のように強調した。この協力はウィンウィン(共に勝者になる)の実現が見込まれる。合弁会社の設立は現在の厳しい挑戦(試練)に対応し、構造を調整し、協力を発展させる重要な措置で、新日鉄の進んだ技術と経営管理経験の優位性、武漢鋼鉄の豊富な人的資源と販売ルートなどの優位性を生かすのに有益で、双方のコア競争力を高め、互恵・ウィンウィンを実現するうえで重要な意義がある。
合弁会社は主にハイエンド市場に狙いを定めている。
「新華網日本語」より 2011年11月5日