このほど開催された「2011年モノのインターネット産業発展フォーラム」で発表されたところによると、モノのインターネット第12次5カ年計画編成作業がほぼ完了し、近日中に発表の見通しだ。上海市はそれに先駆け取り組みを開始しており、同市のモノのインターネット産業は1000億元(約1兆2000億円)規模に達した。上海証券報が報じた。
中国工業情報化部科技司は、「第12次5カ年計画期間、モノのインターネット発展の主要業務には、コア技術の開発、基準制定の加速、合理的な地域配置の計画、中核企業の育成、産業発展の調和的推進、モデル応用や情報安全保障の強化等の取り組みが含まれる」と表明した。
国家モノのインターネット計画編成グループのメンバー、中国電子技術基準化研究所副チーフエンジニアの卜凡金氏は、「将来的に推進される重点業務のうち、コア技術の開発は、感知技術・伝達技術・処理技術等の分野に集中する。モデル応用の推進は、工業・農業・交通・物流のスマート化、サービスのプラットフォーム等に関連する。また中国は10大産業集約区、中核企業100社の建設を重点的に推進する。中国工業情報化部はまた、モノのインターネット重点プロジェクトへの投資を政府に促す」と説明した。