中国は現在、アジア最大の海外旅行市場、世界3位の海外旅行先となっており、世界最大の国内旅行市場にもなりつつあることが、安徽省合肥市で8日に開幕した「第7回中国国際徽商大会・安徽観光PR会」で分かった。中国国営の「新華社通信」(電子版)が報じた。
中国国家観光局総合協調司(局)の張堅鐘司長が同PR会で明らかにした。張司長は「中国は近年、総合的な国力が顕著に強まり、国民の收入水準が継続的に高まっているのを背景に、観光業も急速な伸びを持続的に見せており、国民経済の重要産業になっている」と語り、「中国は現在、アジア最大の海外旅行市場、世界3位の海外旅行先となっており、さらに世界最大の国内旅行市場にもなりつつある」と指摘した。
張司長によると、2008年に国際金融危機が発生して以降、中国の観光業は迅速に回復、かつ比較的速い成長を遂げ、国民経済の中でも重要な位置を占めるようになっている。中国政府も観光業の発展に非常に注目しており、国務院(政府)は2009年、観光業の発展を加速させることに関する意見を発表。中国の観光業は現在、国民経済の戦略的支柱産業、国民を一層満足させる現代サービス業へと発展している。
今回の同PR会では、21カ国・地域の企業が戦略協力プロジェクト2件、観光投資プロジェクト21件、総額628億元(約7536億円)の契約を結んだ。
「人民網日本語版」2011年11月9日