気温の低下に伴い、全国で電力不足が深刻化している。中でも華中地域は厳しい状況で、今冬は多くの省・市で使用が制限される可能性もある。それと同時に、石炭価格が上昇し続け、その幅も拡大している。
17の省・市で電力使用制限の見通し
中国国家電力監督管理委員会の予想によると、華中地域の湖北、湖南、江西、河南、安徽、重慶の6の省・市で今冬と来春に不足する電力は1500キロワットに達し、過去最大規模となる。また、湖南、湖北、広西、貴州、蘭州などの17の省・市が電力使用制限を実施する見通し。
「今冬は電力使用量が制限される可能性が例年より高い。石炭価格の上昇がその原因の一つだ」と、石炭分野の専門家である李朝林氏は述べた。