商務部や国家発展開発改革委員会など34の機関はこのほど、共同で「サービス貿易発展『十二・五(2011~2015年)』計画綱要」(以下、「綱要」)を発表した。「綱要」は、サービス貿易を発展させ、貿易大国から貿易強国への移行を実現し、2015年までにサービス貿易総額を6000億ドル、年平均成長率を10%以上にすると明記した。
統計によると、「十一・五(第11次五カ年計画、2006-2010年)」期間のサービス貿易総額は、2005年の1570億8000万ドルから2010年には3624億2000万ドルと、2倍に増加。そのうち、輸出は739億1000万ドルから1702億5000万ドルに、輸入は831億7000万ドルから1921億ドル7000万ドルに増加した。世界のランキングも2000年の12位から2010年には4位まで上昇した。
ここ数年、中国のサービス貿易は急速に成長しているが、国外貿易総額に占める割合はわずか10.9%、世界平均水準の半分ほどである。