ドイツ紙「ディ・ヴェルト」が最近発表した「欧州の崩壊」という論説によれば、欧州経済通貨同盟(EMU)の将来は明るくないという。ギリシャの次に世界の視線はイタリアに向いている。CNNによれば数万のデモ行進が土曜、ローマに終結し、ベルルスコーニ政権とその改革に反対を訴えた。ベルルスコーニ首相は議会の信任投票を迎えるが、アナリストによれば過半数の支持を得るのは難しいという。
CNNは6日、「EUの最悪局面を予想する」という報道で、スイス銀行USBのアナリストのギリシャは来年もしくは2年以内にユーロ圏から離脱、2016年までに離脱する可能性は80%だと予想を公表した。
英紙ガーディアン紙は、最悪の場合、イタリア、スペイン、ポルトガル、アイルランドにもユーロ崩壊は飛び火し、米国を含む全世界に影響が出るとみている。
「EUは旧ソ連のように解体するのか?」エジプトの英字紙エジプシャン・ガゼッタは、ぼろぼろの救命着を来たギリシャはEUという今にも沈みそうな船に飛び乗ろうとしているという。
今回、ギリシャは初めてEUに「離婚」を申請する国になるかもしれない。スウェーデンが救命着を繕う時間を稼いだとしても、他のEU諸国は「離婚」へのプロセスを歩き始めるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年11月9日