《フォーブス》の統計はデータから上場同族企業は非同族企業よりも優位にあり、投資回収率も6.66%に達している。これは国有企業の1.75%や上場非同族企業の2.82%と比べ、明らかに優れている。純利益複合成長率についても、同族上場企業は上場民間非同族企業よりもややひけをとっているものの、国有企業よりもははるかによい結果となっている。これは欧米上場同族企業と基本的に一致している。
「娘婿」の同族企業での台頭
同族企業の非常に顕著な特徴は肉親関係だ。これはこの種の企業の中心的な競争力を担っている。興味深いことに、娘婿の能力が台頭している。これは息子のいない企業家や息子があまり優秀でない場合、やむをえなく娘婿を一つの選択としているのだろう。
業界別に見ると、製造業は上場同族企業が最も集中している分野だ。他には、化学工業、日用品、アパレル、機械、製薬などが並ぶ。また、地域分布では、多い順に広東省、浙江省、江蘇省となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年11月14日