楽観的な中国
アジア太平洋協力会議(APEC)首脳会議のためハワイを訪れている中国の胡錦濤主席は、米大手企業の経営者らと会談し、貿易や知的所有権の保護、世界2大国家が直面する課題などについて意見を交わした。
会談を主催したアメリカ商工会議所のトーマス・ドノヒュー会頭は、欧州債務危機や中米における雇用創出の重要性、知識所有権などについて会談したことを明らかにした上で、「双方が望む、有意義な話し合いができた」と述べた。
環太平洋経済連携協定(TPP)問題に関して、中国商務部の兪建華部長補佐は、「中国は現時点でいかなる国、組織からも誘いを受けていない。しかし、誘いがあれば、真剣に検討したい」と述べた。