田中氏によると、日本のバブルは円高によるものでなく、円高に対する過度な懸念から金融緩和策、積極的財政政策をとったことによるもので、中国の一部のアナリストは誤解している。米国は日本の経済成長を抑えるために円を切り上げさせ、結果的にバブルが発生、崩壊し、日本経済は長期的な低迷に陥った。「日本の二の舞になるな」というのは誤った言い方である。
さらに、「人民元の上昇に対して、過剰に反応したり対策を講じるべきではない。人民元の上昇は経済成長の強い表れで、経済構造の改革、産業発展の絶好のチャンスである。日本も数回の通貨上昇を経験してやっと産業の発展、国際競争力の強化を実現することができた」と、田中氏は述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年11月14日