国家エネルギー局の劉鉄男局長はこのほど、国家エネルギー局を中心に制定するコールベッドメタン(CBM、炭層ガス)の開発利用に関する「十二・五(第12次五カ年計画、2011‐2015年)」計画をまもなく発表すると明らかにした。計画は、2015年までにCBMの年採掘量を210億立方メートルに、坑内CBMと地表CBMの利用率をそれぞれ60%、100%にすると明記した。
計画は、2015年までに、今後10年の生産能力を満たす8900億立方メートルの確認埋蔵量を達成すると明記。また、地表CBMに関しては、生産量を2010年の6倍にあたる90億立方メートルに増加、従来型天然ガス生産量に占める割合を6.5%にまで上昇させるとした。そのほか、CBMパイプラインを設置し、100%利用を実現するとした。
坑内CBMに関しては、採掘量を120億立方メートル、利用率を60%以上にするとした。そのほか、CBMの民間利用を320万世帯にまで広げ、発電設備容量を285万キロワットにすると明記した。