中国国家外国為替管理局は2011年第3四半期の国際収支統計の速報値を発表した。経常収支と資本・金融収支(誤差・脱漏を含む)はいずれも黒字で、準備資産も引き続き増えた。
第3四半期の経常収支は、578億米ドルの黒字となった。内訳は、貿易収支が853億ドルの黒字、サービス収支が202億ドルの赤字、所得収支が141億ドルの赤字、経常移転収支が69億ドルの黒字だった。資本・金融収支は339億ドルの黒字で、そのうち、直接投資の純流入額は359億ドルだった。
第3四半期の準備資産は917億ドル増えた。そのうち、外貨準備は921億ドル増加(為替など変動要素を除く)、IMFリザーブポジションは3億ドル、SDRは1億ドル、それぞれ減少した。
2011年1-9月の経常収支は1456億ドルの黒字で、国内総生産(GDP)の3%となった。資本・金融収支は2298億ドルの黒字、準備資産は3754億ドル増えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月16日