国際燃料価格が上昇するにつれ、経済的かつ快適なターボプロップ機市場の需要がにわかに増加している。中国航空工業集団公司(以下、中航工業)の予測では、2030年までに、ターボプロップ機市場の需要は2020機に達するという。
中航工業グループの西安飛機工業有限責任公司(西安飛行機公司)の剛紹華副総経理は14日、ドバイで開かれている国際航空展で、「コミューター航空の総運輸量は急速に伸びつつある」とした上で、「コミューター航空の需要の増加は、民間航空会社や国際航空業界だけでなく、人工降雨や郵政、貨物運輸、海洋観測、航空測量、リモートセンシングなど航空関連業界にも影響を与える」との見方を示した。
剛紹華副総経理によると、800キロメートル以下の運航に適した中国製のターボプロップ機「新舟600」は、コストパフォーマンス、信頼性ともに最適だという。