これに対し、農業銀行は、「2012年の年間不動産開発投資は鈍化するものの、大幅に減少することはない。また、製造業とインフラ建設投資の増加が、固定資産投資の成長を支える」との見方を示した。固定資産投資に占める不動産、製造業、インフラ建設の比率は80%を超えており、投資の基本的な動向はこの3業種によって決まる。
1月から10月の製造業の投資は前年同期比31.6%増、1-9月期より0.1ポイント増えた。昨年の数字がやや低かったことが主に影響した。2012年を展望すると、製造業の投資はやや鈍化するものの、民間投資が急成長する中で、比較的高い成長を維持できる見通しである。農業銀行は、製造業の民間投資に占める比率を60%以上と予測している。1月‐10月の民間投資は前年同期比34.7%増、今後民間投資を奨励する政策が実施されれば、高い成長水準を維持できる見通しだという。これらを踏まえ、農業銀行は2012年の製造業投資を28%前後と予測した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月17日