10年の急成長を経た中国は、米国を超えて世界最大の新車販売市場になり、最近では中古車市場も活発化し、近く世界最大の中古車販売市場になると見られる。予想される中古車販売の活発化に対し、世界の自動車大手は中国で密かに戦略を練り、多くのブランドの代理店が中古車業務を開始した。米ダウ・ジョーンズが伝えた。
自動車産業は中国では比較的新しい産業で、自動車が一般家庭に入るようになってまだ数年しかたっていないため、中国市場にある中古車はそれほど多くない。ところが、買い替えニーズの高まりに伴い、大量の中古車が市場に入ると予想される。中国の中古車販売環境はまだ良好とは言えず、多くが屋外や廃体育館などで売買されている。高級車も、中古車市場でよい扱いを受けることはできない。
メルセデス・ベンツは、今年の中国の中古車売買台数は前年より7%多い410万台に増加すると見込んでいる。一方、今年に入って、新車販売は調整策の影響で減少している。