マタニティ・ベビー・子供用品の種類はますます豊富になっている。
調査会社のフロスト&サリバンが10月にまとめた研究報告によると、中国のマタニティ・ベビー・子供関連市場は大きな消費者層、高まり続ける国民の消費能力に支えられ、今後も安定した発展を続け、市場規模は5年で2倍になる見通し。
研究報告で言う「中国マタニティ・ベビー・子供市場」とは妊婦、乳幼児(0~3歳)、児童(4~6歳)の生活用品・食品市場のことで、教育や医療などのサービスは含まない。マタニティ用品にはマタニティウェア、栄養補助食品、妊婦向けのケア用品があり、ベビー用品には粉ミルクや栄養補給食品などの年齢に合わせて使用する商品、子供用品には子供服やおもちゃがある。中国の同市場の中でも0~3歳を対象としたベビー用品の市場シェアは大きく、全体の約70%を占める。次に大きいのが4~6歳を対象とした子供用品、最後がマタニティ用品である。0~3歳の乳幼児の必需品が多く、交換頻度が高いことにより、このような構造ができあがった。所得が増加し、高い生活レベルが追求されるようになったのに伴い、マタニティ用品、チャイルドシート、多機能型ベビーカーの需要はさらに高まると見られる。