米国の対中投資が減少したのは、現在の世界経済情勢と関係がある。とりわけ米国の現在の経済情勢と大いに関係がある。ある国の経済成長が低迷すれば、これに応じて対外投資に一定の影響が出るのはよくあることだ。
アジアからの投資状況は好調で、これは中国の製品の品質の高さ、カバー範囲の広さ、スケールメリットの大きさ、スピードの速さ、質の高さ、人民元の継続的上昇などと関係がある。米国の対中投資減少は、米国自身の戦略プランと関係があるとみられる。米国は対外投資について、投資を含む各種の手段を通じてその経済的構想を実現することを計画の中にがっちりと組み込んでいる。投資の増加あるいは減少の背後には、より深い戦略的思考があるとみられ、われわれはこの点を十分に認識する必要がある。
「人民網日本語版」2011年11月18日