中国の交通運輸部は15日、「道路運輸業十二・五発展計画綱要」(以下、「綱要」)を発表した。「綱要」は「十二・五(第12次5カ年計画期、2011-2015)」期間中、都市と農村部の輸送の一体化に注力するとした。また、鉄道輸送システムとの差異化を図る発展戦略を実施するとし、道路交通の特性を活かした輸送サービスを展開すると明記。そのほか、貨物輸送企業の育成にも注力し、「十二・五」期間末までに、道路貨物輸送業の一流企業を50社以上にするとした。
貨物輸送に関して、「綱要」は、「十二・五」期間末までに一流の道路貨物運輸業者を50社以上に増やし、分散した道路貨物運輸リソースの一体化を図るとともに、ドロップアンドプル輸送の試験プロジェクトを推進すると明記した。
「綱要」は「十二・五」期間の目標として、「国家公道貨物運輸ターミナルの建設率を40%以上にする」「大型車、専用車、箱型車両の割合を25%、10%、25%まで拡大する」「運営貨物車の積載率を60%にする」「牽引車とトレーラーの比率を1:2にする」「ドロップアンドプル輸送の取扱量を道路貨物輸送の12%以上にする」などを明記した。