2013年まで不動産不況が続く可能性
不動産市場の調整と経済構造の調整が長引くに従い、中国の不動産市況は間違いなく大きな局面に入っている。
調整による影響が、不動産市場でいよいよ明確になってきた。国家統計局のデータによれば、2011年初に始まった「新国八条」から9カ月間、取引量や価格、投資額等の指標が示す増加率や不動産景気指数は、ほとんど全ての項目で下降している。
中国の不動産業界には“5+2”という「周期論」が存在する。つまり5年間の成長の後、2年間衰退するという法則だ。ただしこの周期は、政策的調整など様々な要素による影響に左右されうる。