米国財務省が16日に発表したデータによると、中国は8月に365億ドル(約2兆8100億円)の米国債を売却すると、9月に113億ドル(約8700億円)を買い増しした。中国は依然として、米国の最大債権者である。中国新聞社が報じた。
データによると、9月に中国が保有する米国債は1兆1483億ドルに達し、8月の1兆1370億ドルから1%増加した。今年の4-7月、中国は4ヶ月連続で米国債を小幅に買い増ししたが、8月に365億ドル分を手放した。
米国第2の債権者である日本は、9月に引き続き米国債を202億ドル(約1兆5500億円)買い増しし、米国第3の債権者である英国もまた、米国債を引き続き244億ドル(約1兆8800億円)買い増しした。外国債権者が保有する米国債は、9月に4兆6603億ドルに達し、前月比1.9%増となった。
2011年上半期に、米国で債務危機が生じ米国債の評価が格下げされると、中国の米国債保有状況が注目の的となった。米国財務省のデータによると、2010年6月以降、中国の米国債保有規模は1兆ドルを安定的にキープし、2010年9月時点でも1兆1300億ドル以上に達している。
「人民網日本語版」2011年11月17日