食品・飲料品の国際大手・ネスレと福建省の食品会社・銀鷺集団有限公司との合弁協力スタート式典が17日、福建省廈門(アモイ)市で行われた。これによりネスレによる銀鷺の株式60%の買収工作が完了した。新華社が伝えた。
双方は総額25億元の資本金を投入して、銀鷺の各生産拠点の生産力の拡大と国内生産拠点の建設配置を加速させる計画だ、。ネスレの出資を受ける新銀鷺は、ネスレブランドの世界的な影響力、高い製品の研究開発能力、質の高い管理資源、世界的な市場ネットワークを利用して、国際市場の開拓を推進するとしている。
銀鷺の陳清淵董事長(会長)は同日午後に行われた記者会見で、銀鷺がネスレと合弁して誕生した新銀鷺は今後、銀鷺ブランドをよりどころとし、銀鷺ブランドの拡大に力を入れるとともに、銀鷺の伝統である農業産業化経営モデルを引き続き推進し、既存の管理チームと従業員を維持する、と述べた。
陳董事長によると、現在の銀鷺は中国市場を中心にしており、数年にわたる業績の急速な伸びを受けて、食品産業でトップクラスの企業になった。合弁後の新銀鷺はネスレの力を借りながら、銀鷺ブランドの国際化や銀鷺製品の国際市場開拓を進めるという。
「人民網日本語版」2011年11月18日