今年1~10月期の中国国有企業の利益総額は前年同期比16%増の1兆8703億5000万元で、10月は9月より12・4%減少した。国有企業の利益総額が前月を下回るのは4カ月連続で、減少幅は一段と拡大している。財政省が17日明らかにした。
1~10月期の中央企業の利益総額は前年同期比12・1%増の1兆2655億元で、10月は9月より20・7%減少した。地方国有企業の利益総額は25・1%増の6048億5000万元で、10月は9月より5・5%増加した。
1~10月期の国有企業の営業収入総額は前年同期比23・9%増の30兆1525億8000万元で、10月は前月より4・4%減少した。
中央企業の営業収入総額は23・3%増の19兆1013億元で、10月は前月より6%減少。地方国有企業の営業収入総額は24・8%増の11兆0512億8000万元で、10月は前月より1・6%減少した。
1~10月期の国有企業の未払税額は23・6%増の2兆5203億2000万元で、10月は前月より1・8%減少。そのうち中央企業の未払税額は23・4%増の1兆9218億3000万元で、10月は前月より4・8%減少。地方国有企業の未払税額は24・2%増の5984億8000万元で、10月は前月より7・3%増加した。
1~10月期をみると、前月比の利益が大幅に増えた産業は、交通、化学工業、不動産建築、軽工業。前月比の利益が大幅に減少した産業は、鉄鋼、石油化学工業、たばこ、非鉄金属、石油。そのうち非鉄金属産業の利益は、4カ月連続で前月を下回った。
(新華網日本語)