日本の財務省が11月21日に発表した貿易データによると、今年10月の輸出は前年同期比3.7%減の5兆5130億円、1.7%増という市場の予測を大幅に下回った。この結果をうけ、21日の日経平均株価は0.32%下落、終値は8348.27で2009年3月以来の最低を記録した。
一方、同日日本を訪れた投資の神、ウォーレン・バフェット氏は、東日本大震災やオリンパス問題に触れ、「日本産業全体に対する見方は変わらない」と述べた。アナリストはバフェット氏の訪問について、同氏の日本への投資は波及効果が大きく、市場は早くも「投資の神」が日本の株式に投資するのではないかと予測し始めているとの見方を示した。
また、バフェット氏はブルームバーグのインタビューで、100億ドル規模の買収資金を用意していることを明らかにした。