日本株を下落させる複数の要因
世界経済の悪化による円高やオリンパス問題などの打撃をうけ、日経平均株価は下落を続けている。21日に発表された貿易データも影響し、日経平均株価は過去2年間で最低となった。
日本の10月の輸入は前年同期比17.9%増の5兆7870億円で、四か月ぶりに輸入が輸出を上回り、2738億元の貿易赤字となった。
この影響をうけ、日本の株式市場は輸出セクターを中心に下落。自動車メーカーのトヨタはマイナス2.6%、ホンダはマイナス2.2%、電子機器大手のソニーはマイナス2.8%、パナソニックもマイナス2%となった。
大和投資信託のストラテジスト、野吉納氏は、「先週から続く日本株の下落傾向には変化がない。市場はアメリカの財政赤字削減協議が決裂すると予測しており、これも市場に下向きリスクを与えている」との見方を示した。