米国の世界的なコンサルティング会社、ボストン・コンサルティング・グループ(Boston Consulting Group)は、22日「世界電子商取引ビジネスの先駆者」という報告書を公開した。中国のEコマースユーザーは2015年には3億2900万人に達すると見込まれ、中国は世界最大の電子商取引市場となる。
BCGの報告書によれば、2010年、中国のインターネットユーザーは4億5700万人になり、米国と日本の合計数を越えた。うち、Eコマースユーザーは1億4500万人。これは米国の1億7000万人に次ぎ、日本の2倍、英国の5倍の人数だ。
また、都市人口に対するEコマースユーザーの割合は2010年の23%から2015年には倍近く増え44%になると予想されている。年間新規のEコマース人口はカナダの全人口に匹敵する3000万人ずつ増加している。5年以内に電子商取引の中国の小売販売総数に対する割合は、現在の3.3%から7.4%まで拡大、その市場価値も2010年の4760億元(およそ5兆7120億円)から2兆元(およそ24兆円)になり、米国を越えて、中国が世界最大のEコマース市場になるだろうと分析している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年11月24日