中国商務部世界貿易司の鄂徳峰副司長は21日、WTO(世界貿易機関)加盟10周年に関する記者会見で「商務部と発展改革委員会が中心となって、新たな対外開放戦略の制定について検討を行っている。現在、草案がすでに完成し、12月前後に発表する見通しである」と明らかにした。
WTO加盟後10年間における中国の発展について、鄂徳峰副司長は、「打撃をうけると思っていた産業が、この10年ですばらしい発展を遂げた。予想外だった」と述べた。
WTO加盟当初、短期間に優位性を生み出すことが難しい農業、金融業、自動車業界などについて、多くの人が大きな打撃をうけると懸念し、様々な噂が飛び交った。