米アップル社はアプリケーションのダウンロードサービスなどを扱う販売サイト・AppStore(アップストア)の中国エリアで、25日から販売価格を米ドル表示から人民元表示に変更した。中国国内の利用者は、銀行系クレジットカードで動画音楽ソフト・iTunes(アイチューンズ)のプリペイドカードITunes Music Card(アイチューンズミュージックカード)を購入することができるようになり、50元から500元までの各種カードが購入できる。支付宝などの別のプラットフォームを介したカード購入はまだできない。またクレジットカード登録に際して徴収し、後で返金される一種の保証金を、これまでの1ドルからを1元に変更した。「広州日報」が伝えた。
▽プリペイドカード購入 クレジットカードも銀行カードもOK
中国エリアのアップストアでは、日付が25日に変わると人民元決済でサービスが購入できるようになった。現在、使用できるクレジットカードは招商銀行、中国工商銀行、中国建設銀行、中国農業銀行、中国銀行など主要22行のカードとなっている。これまでアップストア利用者はアイチューンズのID(識別符号)と米ドル建てクレジットカードを登録し、米ドル建てでサービスを購入するしかなかった。
銀行カード以外にも、現在国内には支付宝や拍拍といった決済システムサービスのプラットフォームを介した支払い方式があり、よく利用されているが、アップルはこの方式を認めていない。アップルが現在、淘宝などのショッピングサイトと話し合いを進めているという情報もある。