米格付け会社のスタンダード&プアーズ(S&P)は先月29日、世界の銀行15行の信用格付けを引き下げた。ここから金融情勢に対するS&Pの見方に変化が生じたことがうかがえる。
S&Pが当日述べたところによると、銀行業に対する評価の新基準に基づき、世界の主要37行に対する評価を調整したという。これには米国の大手金融機関のゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、シティバンク、ウェルズ・ファーゴ、モルガン・スタンレーなどが含まれる。注目すべきは中国系銀行で、S&Pは報告書の中で中国銀行と中国建設銀行の格付けを1段階引き上げて「A」とした。
「人民網日本語版」2011年12月1日