Pushpanathan副事務局長は、「中国のWTO加盟前、アセアンと中国の間では、経済貿易交流が少なかった。中国は現在、アセアン最大の貿易対象国となっており、中国?アセアン自由貿易圏は世界最大の貿易市場となった。2015年の貿易高は、5000億ドル(約38兆5000億円)に達するだろう」と述べた。
中国のWTO加盟後、米国の対中国輸出も急増し、 2001年の190億ドル(約1兆4700億円)から2010年の920億ドル(約7兆1000億円)に達した。2001年、中国のブラジルからの輸入額は20億ドル(約155億円)のみであったが、2010年には310億(約2兆4000億円)ドルに達した。
EUも利益を得ている。2010年初頭より、中国のEU諸国からの輸入は約30%の増加率を維持しており、EUにとって増加率が最大の市場となっている。
中国はまた、世界の貧困国を援助する面でも、より重要な役割を果たしている。2008年、中国は後発開発途上国最大の輸出市場となり、その輸出総額の23%を占めている。
「人民網日本語版」2011年12月12日