業界関係者は、「今年は財政黒字が拡大し、政府に資金的な余裕ができている。来年は比較的大規模な減税を行うのではないか」と分析している。
今年1-11月の財政収入状況をみると、今年1年間の財政収入が1兆元を超えることは確実となっている。したがって、財政拡張など一連の要素を考慮にいれると、一定規模の減税は必要であり、実施される可能性も高い。
中国社会科学院財政・貿易経済研究所の高培勇所長は、「これまでは政府の支出を増やすことで、金融危機に対抗してきた。2012年は、減税など支出を増やさない措置が財政政策の重点となる」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月13日