中国社会科学院(社会科学アカデミー)工業経済研究所の張其仔研究員(所長助理(所長補佐)、教授)は、同院が12日に発表した「中国産業競争力報告(2012年)NO.2」の中で、世界の発展を考えると、多くの国では中レベルの所得水準に達した後に、経済成長のボトルネックという問題が出現しており、中国は世界銀行の基準に基づくと2011年に中の上の所得国になっている、と指摘した。「国際金融報」が伝えた。
張研究員によると、同報告で複数の発展途上国を分析したところ、中所得の罠に陥った国々は産業競争力の面で不調に陥ることが予想される。現在の中国は世界一の産業競争力を擁するが、構造的な問題が極めて突出しており、構造的な欠陥は中国が中所得の罠を前にして直面する厳しい課題になるという。
「人民網日本語版」2011年12月13日